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[2025年12月04日] つながれ! 全国のソフトボールファン!! 「チャレンジ10,000人とキャッチボール」(第90回)


 「第58回日本女子ソフトボールリーグ」(日本女子ソフトボールリーグ:JSL)は4月に「開幕」を迎えた「2025シーズン」も「第1節」「第2節」「交流節」「第3節」「第4節」を経て、最終順位を決定する「順位決定節」を終了(10月31日(金)~11月3日(月・祝)※雨のため、1日順延。鹿児島県南九州市・知覧平和公園多目的球場を会場に開催)。長いシーズンを終了しました。
 今シーズンの「最終順位」を決定する「順位決定節」は、「プラチナセクション」「サファイアセクション」両セクションの1位・2位のチームが「日本リーグ優勝」を争う「順位決定節」Aブロック(優勝・準優勝・3位・4位を決定)、3位・4位チームが「順位決定節」Bブロック(5位~8位を決定)、5位・6位のチームが「順位決定節」Cブロック(9位~12位を決定)で戦い、各ブロックで1回総当たりのリーグ戦を行い、1位~4位の順位を決め、各ブロック1位・2位のチーム、3位・4位のチームが対戦し、最終順位を決定しました(大会結果はこちら)。

 2025年シーズンは終了しましたが、昨シーズン(2024年)からスタートしたこの企画はオフシーズンも続いていきます! 日本リーグでプレーする「現役選手」たちが自ら企画し、スタートさせたこの企画、このイベントの目的は、キャッチボールを通じて「コミュニケーション」を深め、ソフトボールを応援してくださる地域や人々と「つながり」を持ち、12チームの選手たちが競い合いながら「一致団結」して目標達成に向けてチャレンジしていこう! というものです。
 このイベントには、人生で「初めて」ソフトボールを手にした方、長年ソフトボールを楽しみプレーをしている方、誰でも参加OK! ちょっとでも「キャッチボールをしてみたい!」「ソフトボールをやってみたい!!」と興味を持ってくださった方、一緒にキャッチボールを楽しんじゃいましょう!!!
 オフシーズンも張り切って「チャレンジ10,000人とキャッチボール」の動画を毎週木曜日に公開していきます。このイベントへの参加者も「6,000人」の大台を突破しました。90回目となる今回も2本の動画を公開させていただきます。

 まず1本目は、靜甲(チーム紹介ページはこちら)がお母さまが元・靜甲でプレーしていた方の息子さん、娘さんとキャッチボールを行った動画です。
 息子さん、娘さんは「西奈南ソフトボール部」に所属されており、靜甲が1月にソフトボールクリニック(ソフトボール教室)を行ったことをキッカケに、何度も試合の応援に駆けつけてくれているそうです。
 JSLでは、ただ試合を行い、勝敗を競い合うだけでなく、ソフトボールの「普及」にも力を入れております。ソフトボールは素晴らしいスポーツですが、残念ながらチーム登録数や競技人口は減少傾向にあります。この「10,000人とキャッチボール」も、一人でも多くの人に、ソフトボールの「魅力」を、楽しさ・面白さを伝えたい、触れてほしい……というところから始まった企画です。
 JSL所属チームは日本リーグ開催時には、試合会場となる開催地で、開催地の子どもたちを集めてソフトボールクリニック(ソフトボール教室)を積極的に行い、小学校・中学校、あるいは幼稚園・保育園、こども園等の訪問を続けています。
 開催地のソフトボールの技術向上、レベルアップに寄与し、ソフトボールの魅力を一人でも多くの人に伝えたい、触れてもらいたいと努力しています。
 そして……そこで触れ合った子どもたちが、試合会場に足を運び、声援を送ってくれる。そんな嬉しい「好循環」が生まれています。一人ひとりの出会いは小さなことでも、一つひとつの出来事は些細なことでも、それを日々積み重ねていくこと。気が遠くなるような道のりかもしれませんが、そんな地道なことをやり続け、継続していくこと。小さなことの積み重ねが「ソフトボールの未来」につながっていくと信じて。

 そんな「小さなこと」の積み重ね、「小さな声援」が「大きな力」となって、靜甲は今シーズン2年ぶり2回目の「日本リーグ優勝」を成し遂げました。そう……小さなこと、些細なこと、それを積み重ねていった結果が「優勝」という「大きな成果」となって実を結んだのではないでしょうか。
※靜甲「順位決定節」Aブロックでの試合結果・詳報はこちら
Aブロック・リーグ戦 第1戦 YKK戦 試合レポート
Aブロック・リーグ戦 第2戦 大和電機 Blue Lakers戦 試合レポート
Aブロック・リーグ戦 第3戦 VONDS市原 Emerald Green戦 試合レポート
Aブロック・優勝決定戦 試合レポート

 雨で大会初日が中止・順延となり、翌日のダブルヘッダーに連勝。最終戦の「サファイアセクション」2位・VONDS市原 Emerald Greenとの対戦は0-7で大敗を喫しましたが、リーグ戦2勝1敗で「優勝決定戦」に駒を進めました。
 「日本リーグ優勝」をかけた「優勝決定戦」では、リーグ戦を3戦全勝の1位で駆け抜けたVONDS市原 Emerald Greenと「再戦」。3-0の完封勝利で見事「リベンジ」を果たし、2年ぶり2回目の「日本リーグ優勝」を勝ち獲りました。
 選手たちにとって、周囲で支え、応援・声援を送ってくださる皆さんがいるということが「大きな力」となっています。選手たちはチーム一丸となり、勝利に向かって、日本リーグ優勝に向かって、力を合わせ、全力を尽くして戦っています。その日々は選手たちにとって何物にも代え難いものであり、靜甲の優勝も、きっと熱い声援で後押ししてくださった子どもたち、ファンの皆さん、友人、家族、職場の皆々様方……たくさんの方の支えがあったからこそ成し遂げることができたのです。
 今シーズン、熱い声援を送ってくださった皆さんに、心より感謝申し上げるとともに、また、新たに始まる次なるシーズンも、今まで以上の熱い声援と強力な後押しをお願い申し上げる次第です。
 そして……試合会場で、あるいは選手たちとの触れ合いを通じて、「ソフトボールの魅力」に触れていただけたら……と思っております。

 2本目の動画は、平林金属 Peachblossoms(チーム紹介ページはこちら)が、「福浜レジェンズ」の皆さんとキャッチボールを行った動画です。
 「福浜レジェンズ」は岡山県で活動する小学生男子のソフトボールチームで、平林金属 Peachblossomsが「晴れの国 トップアスリート派遣事業」の一環として、ソフトボールクリニック(ソフトボール教室)を行い、「福浜レジェンズ」の皆さんに、守備、打撃、ピッチングの「基本」を指導。その縁でこの「キャッチボールイベント」にも参加してくださったとのことです。
 ソフトボールにおいては、やはり「基本」が大事。「名選手」といわれる選手ほど、「基本」を決して疎かにはしませんし、その反復練習を忘れません。それは「基本」となる技術が自分を支えている、ということをよく知っているからなのです。基本練習は一見、「当たり前」のことに思えますし、その練習自体も派手さはなく、面白みのあるものではないかもしれません。ただ……その「地味」で「面白くないこと」を大切にしないと選手として大成することはできないのです。
 トップレベルに登り詰めた選手であればあるほど、その自分を「支えている」ものは何なのかを知っており、理解しているのです。「基礎・基本」の大切さを決して忘れはしないのです。
 また、何か「壁」にぶち当たったとき、うまくいかないと思ったとき、そんなときこそ「基礎・基本」に立ち返ってみるのです。「当たり前」と思っていたことが、実はできていなかったり、自分で思っている形とは変わってしまっているようなこともあります。物事を一方向からだけ見るのではなく、いろんな角度から、いろんな視点から、見直してみること。そして困ったときこそ、自分を見失いそうになったときこそ、「基礎・基本」に立ち返ることが大切なのかもしれません。
 平林金属 Peachblossomsは、今シーズン「8位」に終わりました。日本リーグの「名物」ともなっている熱烈な大応援団の声援も空しく、上位進出はなりませんでしたが、きっと来シーズンは今シーズンの経験を活かし、この「悔しさ」を糧として、「大きな花」を咲かせてくれるのではないかと期待しています。
※「順位決定節」Bブロック、花王コスメ小田原 フェニックスの試合結果・詳報はこちら
Bブロック・リーグ戦 第1戦 小泉病院 Blue Arrows戦 試合レポート
Bブロック・リーグ戦 第2戦 MORI ALL WAVE KANOYA戦 試合レポート
Bブロック・リーグ戦 第3戦 花王コスメ小田原 フェニックス戦 試合レポート
Bブロック・7位決定戦 試合レポート

 「順位決定節」Bブロックでは、1勝もできずに終わり、8位でシーズンを終えることになってしまいましたが……試合前、応援団の皆さんも含めて「円陣」を組み、戦いに臨む姿は「感動的」ですらありました。
 来シーズンは、きっと、応援団の皆さんと「勝利」の喜びを分かち合える日が来ると期待しています。

※動画は各チームの公式SNSでも公開しています。
 靜甲 公式Instagram https://www.instagram.com/seikosoftball/
 平林金属 Peachblossoms 公式Instagram https://www.instagram.com/hirakinsoftball/
 JSLの情報満載のInstagramはこちら https://www.instagram.com/women_softball.jsl/

チャレンジ10,000人とキャッチボール


次回予告(12月11日公開)
次回予告

前回動画(11月27日公開)


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